花束に使用している花材は、キングプロテア、バンクシア、リューカデンドロン、ガーベラ染め、カーネーション、ハラン/葉、ドラセナ/葉です。
キングプロテア(レッドレックス)とリューカデンドロンが南アフリカ産、バンクシア(コクシニア)がオーストラリア産です。何れも樹木の花で、枝がしっかりしていて重みもあります。感触も普通の花とほどやわらかくなく、しっかりとしています。
バンクシアなどは匂いも独特で、私はこの匂いでオーストラリアのダーウィンやパース等をすぐに思い出します。品種は違っても、匂いはどれも近いものがあります。オーストラリアの内陸部や沿岸部問わずに、割とどこにでも咲いていました。
思えば色々な国で花や植物の発する匂いを感じてきました..年とともに記憶が風化しつつあるなか、市場などで過去に触れた花の匂いを感じると、その時の景色や感じていた感情までもリアルに戻ってきます。
あまり意識はしていませんが、花は私の中の大切な部分に、何某かの影響を及ぼしているように思います。