大きな丸い葉が印象的な「フィカス・ウンベラータ」は、熱帯アフリカ原産の常緑高木です。クワ科フィッカス属(イチジク属)で、ゴムノキの仲間の観葉植物として人気があります。
実はこちらのウンベラータの鉢植えは、2010年11月の葉織の開店間もなく市場で仕入れて、少しの間店舗で飾っていたものです。その後知り合いのオフィスに12年ほどあずけていました。
私が時々オフィスを訪れては、伸びてしまった枝を切り落としたり、観葉植物用の用土を足しながら、10年以上オフィスで飾ってもらっていました。
昨年にオフィスを訪れた時は、葉が小さくなってツヤもなくなり、状態がかなり悪くなってしまったので、11月に葉織に戻してもらいました。戻してもらった時には、中心の幹を1本1メートルほど残して、他の枝と葉を全て切り落とした状態で、車で運んで来ました。
再び店内で飾りたかったので、古い鉢に入っていた用土は全て取り替えて、一回り大きな鉢に植え替えをしてから様子を見ていました。その結果、今年の3月下旬頃から勢い良く枝が伸び始めて、枝からは次々と葉が展開していきました。
昨年の11月に枝を全て切り落としてしまった時には、正直少し不安もあったのですが、今ではこんなにも元気に復活してくれました。予想以上です。
他にも店内でいくつかの観葉植物を育てていますが、ゴムノキの仲間の生命力には、何時も驚くばかりです。