2020年1月25日土曜日

バンクシア「スペシオーサ」




久しぶりにバンクシアを仕入れました。南アフリカ共和国からの輸入花です。品種名は「スペシオーサ」です。こちらは自然の色のものに色を付けて出荷されたものです。

日本では色の付いたバンクシアはあまり一般的ではありませんが、海外では割とポピュラーです。他のドライフラワーと合わせてディスプレイされているのを、お花屋さん等で見ることが出来ます。

スペシオーサはヤマモガシ科バンクシア属の常緑低木で、原産地はオーストラリアになります。バンクシアの中には種子が堅い殻に覆われたものがあります。スペシオーサの種子もこのタイプになります。

山火事の炎に熱せられることで、堅い殻が割れて中にある種子がばら撒かれます。自生しているワイルドフラワーを求めて何度もオーストラリアを訪れていますが、バンクシアの花は比較的簡単に目にすることが出来ました。

オーストラリアのダーウィンからケアンズまで、キャンプツアーにより車で長距離移動している際に、森林火災に何度か遭遇したこともあります。遠くから見ていると雨雲が発生しているように見えて衝撃を受けました..

現在オーストラリアは大規模な森林火災が続いていますが、被災された皆様にはお悔み、お見舞い申し上げます。

スペシオーサの花の香りをかいでいると、オーストラリアでの想い出がよみがえります。バンクシアを含むオーストラリア原産のお花はどれも美しく、私には特別な思い入れがあります。