オーストラリア東部原産の「フィッカス・ルビギノーサ」です。日本では‘フランスゴムの木’の名で流通しています。
学名の由来は葉の表面が細かいサビ色の毛に覆われていることから、「ルビギノーサ」(サビ色という意味)と名付けられました。葉裏を見ると茶色っぽいのがわかります。
流通名の由来はフランス人のルネ・デフォンテーヌにより発見されたことによります。
一般的なゴムの木の葉が20〜30cmと大きいのに対して、フランスゴムの木の葉は6〜8cmと小ぶりです。名前が洒落ていて、とても強い性質で屋外でも室内でも育てることができるので観葉植物として人気があります。
写真のフランスゴムの木は屋外で10年近く管理していたもので、樹高も1m以上になっていました。枝が暴れてしまいバランスが悪くなってきたので、室内置き用に植え替えをして樹高を70cmほどに切り詰めて、太い幹を生かした形に仕立て直しました。
根も半分以上切り詰めて鉢のサイズを小さくしてしまったので、枯れてしまうのを心配していたのですが、新芽が広がってきたので一安心です。
伸びた枝を剪定しながら、バランスを考えて管理すれば、盆栽のように素敵な形の観葉植物に化けそうです。