明るいグリーンで、一見コケのよう
に見えるこの植物は‘セラギネラ’と
いってイワヒバ科セラギネラ属の常
緑多年草です。
東南アジア等で自生しているものを
品種改良して、観賞用に見た目良く
栽培しやすくした品種です。
イワヒバは日本でも自生していて近
場だと茨城の山間部に行くと、岩場
等に着生しているものが見られます
し、自生地近くの観光地にはお土産
として販売もされています。
イワヒバは江戸時代から園芸植物と
して栽培されており、現在では160
余りの品種があり、盆栽風に仕立て
られて楽しまれています。
実は私の父親は茨城出身で、イワヒ
バの魅力を熱く語ります。
このイワヒバ科とミズニラ科の植物
には特有な性質があり、‘担根体’
という器官を持っています。
担根体(タンコンタイ)は根と茎の
性質を合わせ持った器官で、茎から
ヒゲのようなものを地面に伸ばしま
す。ヒゲの先端が地面に付くとそこ
から根が出てきて、地中に入り込み
養分を吸収することが出来ます。
現在の海外での盆栽ブーム同様に
近いうちにイワヒバブームがやって
くるかもしれませ?!
いずれにしても、セネギネラは気軽
に楽しめるイワヒバ(観葉植物)とし
ておすすめです。