小学1年の半ば頃まで、松戸市の常盤平に
住んでいました。
今日は松戸駅での用事が済んだ後、少し足
をのばし、常盤平まで行ってみました。
常盤平は何もない静かなところでしたが、以
前はすぐ近くに、『千駄堀(せんだぼり)』とい
う里山のようなところがあって、父親によく連
れて行かれた記憶が、鮮明に残っています。
千駄堀では、釣りをしたり、シジミ貝をとりに
行ったり、雑木林にカブトムシやら、クワガタ
やらの昆虫を大量に捕まえてきて、友達に
配ったり・・と、その頃の主な遊び場でした。
千葉市に移り、大分生長してから、父親から
「千駄堀は開発により、公園になってしまった
よ。」という話しを聞いて、愕然としたのを憶え
ています。
常盤平に行く機会は、今までに何度もありま
したが、公園に行くことは避けていましたので
35年ぶり位でしょうか。
千駄堀は『21世紀の森と広場』という名前の
都市公園になっていました。
かつての里山のイメージとは、大分違う姿に
なってはいましたが、地元の方々の努力もあ
って辛うじて面影が残っていたので、住宅街
等になるよりは、ずっと良かったのだ・・・と自
分を納得させて、楽しんできました。
不思議なもので、35年間、記憶の底に沈ん
で一度も思い出せかなったことが、一つだけ
よみがえりました。
父親と‘ニラムシ’を釣りに行った場所です。