2012年3月26日月曜日

小手毬(こでまり)



 
桜や雪柳と並んで、人気の高い‘春の
枝物’の『小手毬』(こでまり)です。

‘鈴懸け’や‘手毬花’とも呼ばれてい
ます。

名前の由来は、小花が集まって半球
状に咲いた姿が、てまりのように見え
ることからきています。

白い小さな花なので、主役で使われ
ることは少ないのですが、アレンジメ
ントや花束等で他の花のひきたて役
として、重宝されています。

そうは言っても、大きめの花瓶にたっ
ぷりと活け込めば、枝のラインが美し
く、上品でお洒落にまとまって十分に
主役としても活躍してくれます。

原産地は中国で、一重咲き、八重咲
きがあり、庭植えの樹としても人気が
あります。

病気にも強く、1~2mほどに生長し
ます。

4月頃から咲いている姿が、公園や
庭木等で良く見られますので、可愛
い手毬状の花の連なりを注意して
観察してみてください。

一つ一つの花が純白の梅のような形
をしています。