【ライデン大学付属植物園】 |
歴史ある古い街並みが美しい、オランダの‘ライデン’です。
ライデンにはオランダ最古の植物園(ライデン大学植物園)
があり、シーボルトが日本から持ち帰った様々な植物が
現在も生育しています。
石畳とレンガの建物が立ち並ぶ古都ライデンは、画家の
レンブラントが生まれ、画家としての修業を積んだた街と
しても知られています。
運河に囲まれた街の中は、色とりどりの花が植えられて
おり、様々な博物館もあって、訪れた街の中でも特に印象
深い場所になりました。
外国を訪れる際には必ずその街の博物館に立ち寄ること
にしており、ライデンでも何件か見学しましたが、私的に
おすすめの場所は『国立自然史博物館』で、世界各地の
動物の剥製や化石など、動物に関するものがメインに
1万点以上の様々な展示物が、魅力的に興味がそそられ
る様に展示されており、一日中いても飽きませんでした。
訪れたのは数年前の8月でしたが、街中の花で特に目立
ったものはバラで、他にもフヨウ、トケイソウ、ブットレア
ゼラニューム、ダリア、ロベリア、アジサイ...等が咲いて
いました。
ヨーロッパの街を歩いていて、何となく落ち着く理由の一
つは、高層ビルが少なく、街の雰囲気が統一されていて
石畳の道が多いからではないでしょうか。
石畳の道は、アスファルトの道を歩いているよりも装飾的
にも楽しめますし、すき間に草や苔等が生えていたりして
視覚的にも優しい気がします。いろんな意味で楽しめる
要素があるので、日本の都心などはもう少し大々的に歩
道などを石畳風にアレンジしていったら良いと思います。
日本の河川のコンクリート三面張り然り、機能面や利便性
ばかり優先して視覚面や地球生態系を無視したやり方は
殺伐としているし、本質的に日本の発展や人々の生活の豊
かさには繋がらないような気がします。
その土地の原風景のイメージを大切にしながら、景観づくり
をしていかないと、どこへいっても同じ風景で、同じ生活の匂
いしかしない、管理しやすいだけの全てが標準化された国に
なってしまうのではないでしょうか。
そうなってしまえば、旅行好きの私にはさみしいかぎりです。
東北地方太平洋沖地震からもうすぐ一年、新しい街づくりを
して行く上で津波、地震対策機能を優先させつつ、東北地方
本来の原風景をこわさないようなやり方で、復興計画が進ん
でいき、これからの日本の未来景観のお手本になるような
街になってくれるよう願っています。
古い街並みを大事にするヨーロッパの写真を見ていたら
いろんな思いが込みあげてきました。
植物と街が美しく調和している街並み |
運河に囲まれた町並みに癒されます |