【 Euphorbia cedororum 】
サボテン?
多肉質で、サボテンのような形をした見慣れない植物です。
棘はなく、上の方に小さな葉が生えています。
これを見た近所の子供に、『これ、なぁに?』と
何度か、たずねられました。
棘がないので、子供にもサボテンには思えないのでしょう。
実はこれ、‘ユーフォルビア・セドロルム’といって
サボテンとは、別ものです。
南アフリカ原産のトウダイグサ科、ユーフォルビア属の植物で
サボテン同様、乾燥に非常に強い、多肉植物です。
ユーフォルビア属の特徴として、傷を付けたり、折れたりすると
傷口から、白い液が出てきます。有毒で、触るとかぶれる方もいますので
注意が必要です。
同じ、トウダイグサ科、トウダイグサ属の‘ポインセチア’は
クリスマスの時期に出回り、赤い葉っぱが綺麗なので人気がありますが
こちらさんも折れたりすると、やはり白い液がでてきますね。
白い液体を出す植物は、たくさんありますが
もちろん、あの白い液体を出すことには意味があります。
傷口を固まらせて、保護をしたり、葉を食べる昆虫などの口を
べたべたさせて、それ以上食べる意欲をなくさせる効果があります。
白い液体が有毒なのも、おそらく身を守る手段の
一つではないでしょうか。
さてこのユーフォルビア・セドロルム、耐寒性もあり、水やりも少なく
世話も簡単なので、多肉植物初心者にはおススメです。