2011年11月18日金曜日

白い液の正体は?

Euphorbia cedororum 】



サボテン?

多肉質で、サボテンのような形をした見慣れない植物です。

棘はなく、上の方に小さな葉が生えています。


これを見た近所の子供に、『これ、なぁに?』と

何度か、たずねられました。

棘がないので、子供にもサボテンには思えないのでしょう。


実はこれ、‘ユーフォルビア・セドロルム’といって

サボテンとは、別ものです。


南アフリカ原産のトウダイグサ科、ユーフォルビア属の植物で

サボテン同様、乾燥に非常に強い、多肉植物です。


ユーフォルビア属の特徴として、傷を付けたり、折れたりすると

傷口から、白い液が出てきます。有毒で、触るとかぶれる方もいますので

注意が必要です。


同じ、トウダイグサ科、トウダイグサ属の‘ポインセチア’は

クリスマスの時期に出回り、赤い葉っぱが綺麗なので人気がありますが

こちらさんも折れたりすると、やはり白い液がでてきますね。


白い液体を出す植物は、たくさんありますが

もちろん、あの白い液体を出すことには意味があります。


傷口を固まらせて、保護をしたり、葉を食べる昆虫などの口を

べたべたさせて、それ以上食べる意欲をなくさせる効果があります。

白い液体が有毒なのも、おそらく身を守る手段の

一つではないでしょうか。


さてこのユーフォルビア・セドロルム、耐寒性もあり、水やりも少なく

世話も簡単なので、多肉植物初心者にはおススメです。