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2011年10月5日水曜日
佐伯祐三アトリエ記念館の金木犀
昨日の朝、聖母病院近くの『佐伯祐三ア
トリエ記念館』まで散歩に行きました。
画家の佐伯祐三は、「下落合風景」を作
品として残しており、記念館では12点を
パネルで紹介しています。
パネルを見ながら、大正期の下落合に思
いを巡らせました。下落合への愛着が増
した感じです。
敷地内の庭には、大きな金木犀(キンモク
セイ)があります。
オレンジ色の小さな花は、香水のような強
い香りを放っていました。
金木犀は日本の植物図鑑では、中国原産
とされていますがいろいろ調べたところ、実
際のところは確証はないようです。
雌雄異株(しゆういしゅ)で、日本には雄株
しか入ってきていないので果実を見ること
ができない。と説明されているものがほとん
どです。
雌雄異株の場合、受粉して実(種子)がな
るのは、雌株の方なので雌株がない日本で
は金木犀の果実を見ることは難しいと説明さ
れています。
日本に雌株が1本もないなんで、ありえるの
だろうか?はるか昔に中国から渡って来て
いままで一度も雌株のことが紹介されず謎
のまま・・?
しかし、最近では、「キンモクセイは、日本で
ウスギモクセイから見いだされ、栽培化され
た。」という見方もあり、こちらの方が自然で
あるように思います。
というのは、原産地とされる中国でも“金木犀
の果実”に関する資料や写真が、何も見あた
らないからです。これはかなり不自然であるよ
うに思います。
【 もしも・・ 昔々、日本のあるところでウス
ギモクセイという品種の樹から、橙色をした花
のウスギモクセイが突然変異で、出来ました。
「これは綺麗だ!」ということでこの“変種の雄
株ウスギモクセイ”を挿し木で増やしていきまし
た・・・ 人々はこの樹のことをキンモクセイと呼
ぶことにしました・・】
こんなストーリーがあったとしても不思議では
ありません。実際のところは謎だらけですが。