昨日は定休日を利用して、埼玉県の伊奈町
小室まで、知人のお見舞いに行きました。
せっかく来ましたので、日の暮れる直前の
小室を少し散策してみました。
この辺りは、葡萄や栗の生産農家が多く、今
の時期は巨峰やマスカットなどが実っており
畑に隣接している直売所では、夕方でも葡萄
がならんでいました。
栗の実は割れ、ヒマワリは種が充実していて
ふっくらとした顔が夕日に照らされていました。
甘い泥のような匂いがする農道を歩いている
と水田がひろがり、稲穂が風に揺れていました。
足元に目をやると、雑草の中に混じって見た
ことのある草が生えていたので齧ってみると
やはり“ ハッカ ”でした。
子供の頃、齧っては刺激と香りを楽しんでい
たので、いろいろ想いだしました。
土手に座って水田をながめていると、農家の
おじさんに話しかけられて、歪な形のトマトを
一つさしだされました。少し青臭くて、懐かしい
味のするトマトでした。
帰りに栗畑の脇に転がっていた毬栗を、勝手
に何個かいただいてお土産にしました。
思いがけない場所で秋の気配を感じることが
できて、実りある一日となりました。