観葉植物としては、根強い人気のある
“ パキラ ”です。
太めの幹の上の方に、ご覧のような形をした
葉っぱが茂っている状態で出荷されますが
その全体の雰囲気や育てやすさが
人気の理由の一つと思われます。
海外から輸入されるものは、輸入時は
幹だけの状態で、葉は付いていません。
生産農家の方が市場へ出せる状態に
育ててから、出荷します。
基本的に生命力の強い樹です。
日光の入る、明るめの部屋に置き
風通しを良くして育てましょう。
生長期(夏ごろ)には、すごい勢いで枝を伸ばしますので
伸びすぎでバランスの悪くなった枝は、剪定します。
勢い余って、枝を全部切り落としてしまっても大丈夫です。
放っておけば、芽が出てきて復活します。
新芽が盛んに出る生長期になると、葉柄にある蜜腺から、透明の蜜を出します。
自生地などの自然の状態では、この蜜を「蟻」に与えることによって
葉っぱなどを“蝶や蛾の幼虫”になどに食われないように、守ってもらう為だと
いわれています。実際にこの蜜を舐めてみると、蜂蜜ほどの甘さはありませんが
かなりの甘味を感じることが出来ます。
パキラは中国では『発財樹』と呼ばれていて、“財を生み出す縁起の良い樹”として
親しまれています。
パキラの花言葉の「幸運を呼ぶ」とか「勝利」は、ここからきているのかも
しれませんね。
商売をやっている方などは商売繁盛を願って、この樹をお店に置いている方も
多いんだとか!?