2011年8月20日土曜日

漂流する果実

面白い形をした観葉植物ですね。


木の基の部分にある四角い物体は

実は、果実(種子)です。

果実(種子)から芽が出てきた状態です。


この観葉植物には

“ゴバンノアシ”(碁盤の脚)という和名が

ついています。

名前の由来は果実の形から想像できるように

果実が『碁盤の脚』のような形をしていることから

名付けられました。




太平洋の熱帯地域やインド洋などの海岸に自生しており

実った果実は水に浮いて、プカプカと太平洋を

漂流します。


流れ着いた場所で生育条件が合えば、根をおろし自生します。

関東近辺の海岸部に漂着しているのを、何度か目にしたこともあります。


熱帯地域では、高さ15~20m位の高木に生長しますが、種から芽が出た

状態(写真)から幼木期の期間を観葉植物として、室内で楽しみます。


絶滅危惧種にも指定されている“ゴバンノアシ”(バーリングトニア)は

ネムの木の花に似ていて、沢山の細長いピンク色の“雄しべ”が特徴的な

綺麗な花を咲かせます。

暗くなってから咲き始め、明るくなるころには、落ちてしまいます。


“ゴバンノアシ”は日当たりの良い、高温多湿な環境を好みます。

排水性の良い用土に植えて、水はたっぷりとあたえて下さい。


“果実の部分”は幹が太くなってくれば、自然に割れて取れてしまします。