面白い形をした観葉植物ですね。
木の基の部分にある四角い物体は
実は、果実(種子)です。
果実(種子)から芽が出てきた状態です。
この観葉植物には
“ゴバンノアシ”(碁盤の脚)という和名が
ついています。
名前の由来は果実の形から想像できるように
果実が『碁盤の脚』のような形をしていることから
名付けられました。
太平洋の熱帯地域やインド洋などの海岸に自生しており
実った果実は水に浮いて、プカプカと太平洋を
漂流します。
流れ着いた場所で生育条件が合えば、根をおろし自生します。
関東近辺の海岸部に漂着しているのを、何度か目にしたこともあります。
熱帯地域では、高さ15~20m位の高木に生長しますが、種から芽が出た
状態(写真)から幼木期の期間を観葉植物として、室内で楽しみます。
絶滅危惧種にも指定されている“ゴバンノアシ”(バーリングトニア)は
ネムの木の花に似ていて、沢山の細長いピンク色の“雄しべ”が特徴的な
綺麗な花を咲かせます。
暗くなってから咲き始め、明るくなるころには、落ちてしまいます。
“ゴバンノアシ”は日当たりの良い、高温多湿な環境を好みます。
排水性の良い用土に植えて、水はたっぷりとあたえて下さい。
“果実の部分”は幹が太くなってくれば、自然に割れて取れてしまします。