2011年8月9日火曜日

海岸の多肉植物


夏の時期は暑さや寒さ、乾燥にも強い、サボ
テンなどの多肉植物の人気があります。

多肉植物というと一般的には砂漠等の乾燥地
帯に生えているイメージがありますが、ご覧の
様な潮風が激しくふいている海の近くなどでも
よく見かけます。

赤く色づいた、多肉質の葉っぱの間から菊の
様な小さな白い花が、ちらほら咲いています。

名前は分かりませんが、葉の形がベンケイソ
ウ科のクラッスラに似ていますね。

多肉植物の葉を紅葉させるには、乾燥した状
態で肥料を抑え、適度な寒さに当ててやると
いみたいですが、この多肉植物は潮風でかな
り湿っていますが紅葉していますね。

全く同じ種類の植物でも、生育する環境によ
っては形や大きさや色などが変化して、ぱっと
見ただけでは同じ種類には見えない位に、変
身してしまうケースがあります。

気の遠くなるような長い時間を経て、違う性質
を持つ植物に、進化してゆくのかもしれません
ね。

過酷な環境に適応して、その土地に自生して
いる植物には、園芸植物にはない美しさと魅力
があるように思います。

この写真は冬の西オーストラリアの海岸で撮っ
たものです。