“ 幻蝶カズラ ”とも呼ばれている
『アデニア・グラウカ』。
南アフリカ原産の蔓性の多肉植物で
茎の下の部分がとっくり状に肥大するのが
特徴です。
よく見ると、蔓性の茎の周辺を蝶が
舞っているようにみえなくもありませんね。
葉を横から見たほうが、蝶のようにみえるかな。
私の勝手な“ 幻蝶 ”のイメージはアフリカの熱帯雨林にいる蛾に近い夜行性の蝶で
翅の色は薄っすらと白みがかった透明色で、昼間見つけるのは非常に難しい。
夜になると翅が淡い青色に発光して、夜咲性の猛毒植物の花の蜜を求めて
ジャングルの上の方をヒラ~リヒラリと飛んでいる・・・そんな感じです。
“ 幻 ”の文字を付けたことによって、“ 蝶カズラ ”と呼ぶよりもずっと
妖しくて、貴重なイメージに感じるし、魅力すら増しますね。
植物に限らず、名前の付け方はそのもののイメージを左右することが
あると思うので大事ですね。
因みに日本には『へクソカズラ』という残念な名前がついている植物があります。