2011年3月27日日曜日

窓植物

アロエ科のHaworthia vittata(青雲の舞)は

南アフリカの乾燥地帯の植物です。

乾燥と暑さを避けるため

本来は先端部分以外は地中に

埋まっています。

先端は透明な窓状になっており

そこから取り入れた光が地中に埋まって

いる葉緑体を持った部分に届きます。

通常の植物が昼間に気孔を開き、

二酸化炭素を取り込むのに対して

このような多肉植物では夜間に気孔を開いて

二酸化炭素を取り込みます。

猛暑の昼間に気孔を開くと、蒸散作用によって失う

水分量が多く、水分欠乏状態になってしまうからです。

葉織店内の大きな出窓は朝から夕方まで日が良く当たります。

水が入った花瓶などを置いておくと、今の季節でも

水が温かくなってしまうほどです。

そこに“多肉植物”を置いてありますがとても元気です!