季節を問わず人気の高い“ ガーベラ ”。
必ずと言っていいほど仕入れる切花です。
「ミニガーベラ」は花束やアレンジに使うと
可愛くまとまりますし
「大輪ガーベラ」はバラにも負けない存在感が
あります。
色や形も豊富で、様々な用途に合わせて使い分けできて
便利です。
最近は青い色素を吸わせてできた、青ガーベラなども
よく見かけます。
ガーベラ等の【キク科の花】は小さい花の集まりで
できています。・・・ 頭状花序(とうじょうかじょ)
花びらにみえるのが、それぞれがひとつの花で
真中の黄色い部分も小さい花の集まりです。
分解するとそれぞれに雄しべと雌しべが付いていて
面白いです。
毎日、観察していると小さな花が外側から内側に向かい
徐々に咲いて、膨らんでゆくのがわかります。
少しずつ咲いてゆくことで、受粉される確率を
高めているようです。
因みに大きなヒマワリ(キク科)などでは
外側の小花が咲き始めてから中心に近くまで
咲くのに1~2ヶ月くらいかかります。
キク科は世界に2万3千種以上あり、被子植物の
なかでは最も繁栄している植物です。
キク科の起源は南アメリカで
〈4000~3000万年前〉以降に
凄い勢いで多様化したようです。
今もなお、増え続けている“キク科の繁栄”は
キク科の祖先が“頭状花序”を獲得した時に
始まったといわれています。
店内を見回すと確かにその繁栄ぶりが分かります。