ユリ科の「グロリオサ」を仕入れた時
必ずやってしまうことがある。
“花粉”と葉の先端の“巻きひげ”を取ってしまうことだ。
本当は“花粉も巻きひげ”もそのままにしておきたい。
昔、花粉でお客様の白いシャツを汚してしまったことがある。
昔、ブライダル装花をセッティングした時に、花粉で白いクロスを汚してしまったことがある。
昔、生け込み先の白い壁を花粉で真っ黄色にしてしまったことがある。
昔、巻きひげを他の花に引っかけて料理装花の壺ごと床に落とし、壺は割れ、花は折れてしまい・・
まだまだあるはず。
20年くらい前のお話。
巻きひげも花粉もそのままの方が自然だし、見た目にも動きがあり、残しておきたいのが本心。
生けていて楽しくなる花です! 花色は黄色よりも赤色の方が好きかな。